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変わり行く都市の風景

今日のヤフーのニュースに、こんな記事が。

「東京駅から姿消す湘南色 東海道線、半世紀の歴史」
(URL>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000028-kyodo-soci)

なんと、緑とオレンジのあざやかな2色ボディで知られる東海道線の車両-
「113系」が、ぜんぶステンレスの車両に切り替わってしまうんだそうな。
ええーーー!!なんかあのステンレスのってみんなおんなじに見えて
素人目につまんないんですけど。(全国の鉄道ファンの皆様ごめんなさい)
東京都内の電車はだんだんみんなステンレスっぽい銀の車両になってきており
気がつけば私が上京してきた頃は真ッ黄色だった中央総武各駅停車も、
いまはステンレスに黄色いラインが引いてあるだけ。かつては
山手線も京浜東北線もステンレスではなく原色系だったそうだけど・・・
個人的にはそのころのどぎつい色のほうが好きだったかもなぁ。

話はだいぶ変わりますが・・・なんとなく思い出したことをもう少々。
最近の再開発にまつわる、ちょっとした御話を。



東京の西のほう、調布駅南口のあたりで、大規模な再開発事業が始まった様です。
ついこの前まで、ここにはコンビニと、事務所系ビルと、それに京王タクシーさんの
営業所が建っていました。それはあっという間に壊されてしまったのですが、そんな中、
最後まで残っていた、意外なものが・・・。

それは、京王タクシーさんに立っていた看板。建物がすべて壊され、
瓦礫の山となり、どんどん片付けられていく中、看板はぽつんと空き地の
端にたたずんでいました。

それはまだ再開発が始まる前から、すでに色あせていた看板。
デカデカと載っている京王タクシーのシンボルマークは、今からもう
15年以上前に変更された、めずらしいもの。たぶん、マーク変更以前から、
看板はそこに建っていたものなのでしょう。

それが、何もなくなった再開発予定地に、なぜかぽつんと残っていたのです-ずっと。
いったいなぜそういうことになっていたのかは、分かりようもありません。でも、それは、
それまでそこにあった風景の最後の名残として、強く心に焼きついて、離れませんでした。

・・・ちなみに、今はもうこの看板も取り払われ、一帯はすでに建設会社さんの
囲いに覆われています。こうしてこのあたりもあっという間に新しい建物が建ち、
むかしの建物の記憶はどんどんとかすんでいってしまうのでありましょう。
こういう移り変わりを間近にすると、やはり、なにやらさみしいものがございます。
by kimagure_goten | 2006-02-25 20:09 | おでかけ
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